DAGAZ SUPERDOME KIT " Chapter 1 "

KITに付属のガスケットはDAGAZ REDでした。

クリスタルとベゼルインサートとの段差はツライチじゃないと嫌

香港のガラス屋さんのクリスタルは、セラミックインサートとの相性が最悪。
と過去記事で書きましたが、その過去記事

本当に潜りをやるのに、
ダイバーズウォッチとか言う過去の遺物を付ける事は無いのを考えると、
ベゼルインサートとクリスタルとの段差はツライチのほうが美しいです。

DAGAZ SUPERDOME KITなら、ツライチ好きの夢を叶えてくれるでしょう。

セイコーの思想はクリスタルに直接、何かが当たり難いように、
ベゼルとインサートより一段低い位置にクリスタルがセットされます。
この思想は素晴らしいと思います。

がしかし、ただのファッションの一部としてダイバーズウォッチを付ける以上、
見た目重視でいいと思います。

夏こそダイバーズウォッチの似合う季節で、冬は付けないとか言う人を見ると、
「 あ~スクーバ・ダイビングをやったことない人の発想だな 」
と個人的に思います。
どのみち使わないのに、似合うも似合わないもないでしょ。

それでは DAGAZ SUPERDOME KIT の解説をしますか。

上の画像と、この画像をよく見てください。
ガスケットが赤いのが分かります。

なんで赤なんでしょうか?
他にも半透明や黒もあるようですが、購入時にガスケットの色は選べません。
遊び心なのでしょうが、個人的には黒のみでいいですね。
SKX用のセイコー純正ガスケットを使おうと思いましたが、
DAGAZ SUPERDOME KITの付属品のガスケットは少しだけ形状が違います。
何か意味があるのだと思い、付属品を使うことにしました。

NOTICE : INSTALL GASKET BEVEL SIDE UP !!
との注意書きの書いてある、小さな紙片が同梱されていました。

ルーペでガスケットをよく見ると、たしかに片側にベベルがあります。
そちらを上面にセットして、
嫌いなダブルドームサファイアをセットします。
今回のSKX MODは、いつも以上に気合が入っているので、
馬鹿丁寧に圧入しましたが、
今まで培った技が発揮されたのでしょうか?
スッと一発で入って、
「 あっ、キマった 」と思わず笑みが溢れました。

当然、真横からはガスケットは見えませんが、
ガラスに赤い色が透けて見えていますね。

12時、3時、6時、9時位置でのクリスタル圧入後の公差を馬鹿丁寧に調整後、
じっくり観察しましたが、何故、赤のガスケットなのか理解不能です。

今回のSKX MODは、ブルーの分針のPLONGEUR HANDSを使うので、
余計に不安になります。

DLW Coin Edge Bezelを圧入後
まだ赤色のガスケットが見えていますね。
付属のインサートを仮置きしました。
真上からは赤色は見えていませんが、
クリスタルを通して透けて見えますね。

私は Noah Fuller(故人)さんのセンスが大好きです。
時計好きの彼が作り上げた、XW ( 10watch )
TSUNAMIという時計のデザインがツボにハマりました。
様々なバリエーションがあるのですが、どれも大好きです。

一つ一つのパーツの組み合わせ方が絶妙でクドさが無く、
「 それを知るのが10年遅かった 」
と悔やまれます。
もう彼の組んだTSUNAMI DIVERを買うことは出来ません。

今回のクリスタルとベゼルインサートとの組み合わせ、
またベゼルインサートのフォントと、その太さ、配置は、
Noah Fullerさん時代の香りが残っているのです。






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